数学 演習の参考書
このページでは、数学・演習の参考書を紹介します。
○演習って何?という方は先に数学の学習法目次をご覧ください。
目次
中級編 〜中堅国公立大レベル
Focus Gold 数学○
ペース:1ヶ月あたり2〜4章
「解法ストックの参考書」でも紹介しました、Focus Goldは演習にも使用することができます。
中級レベルであれば、各章にある「Step up」問題・及び「章末問題」に取り組みましょう。
これらの問題には例題への参照がありますので、分からなかったときは元の問題に戻ってみましょう。
その問題は解法ストックの段階で一度解いたことがあると思うので、サクサク進むと思います。
もし元の問題が分からなければ問題です。もう一度、二度解き直して確実に自分のものにして下さい。
このように、演習にFocus Goldを使用するメリットは、解法ストックからの連続性が確保できるという点にあります。
復習の一環としても演習をがりがり進めていきましょう。
新興出版社啓林館
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文系の数学 重要事項完全習得編
ペース:2〜3ヶ月
教科書標準レベル〜入試標準レベルが対象。文系数学なので、数Ⅲはありません。
問題数は問題(例題に相当)152問、巻末の演習問題が120問の計272問です。ただ、演習問題は解説が簡潔なのでパスして良いです。
かなり基礎的なレベルということができますが、あまり難しい問題が出ない大学であれば十分であるといえましょう。ただし、当然、解法ストックはある程度実施していることが前提です。
文系数学で必ず習得しなければならない事項をテーマ別に問題立てて学習していきます。ときには受験生の躓きの石となるところを丁寧に取り除いてくれる解説で、スムーズに学習していけます。
過去問
最終的には過去問です。時間を計って解くのもいいですが、最初のうちはじっくりと考えながら解き進めるのが良いでしょう。時間を図る本番形式の演習は、本番1〜3ヶ月くらい前からでよいです。
なお、できれば(出版されている場合は)「○大の数学25ヵ年」といった25ヵ年シリーズを活用できるとよいです。
上級編 難関国公立大レベル〜
(再掲)Focus Gold 数学○
ペース:3〜4ヶ月
上級的な演習にもFocus Goldは用いることができます。
「チャレンジ編」の中のLevel Up問題の詳しい解答とわかりやすいワンポイントレッスンを活用します。また、その他には、演習問題に取り組むことによっても、解答作成力をアップさせることができます。
演習に取り組む際には粘り強く考えることを目的とするので、1問あたり最低15分は解答を見ずに思考する時間に費やすようにしましょう。
さらに、本番の入試を見据え、ノート見開き1ページを大きく使い、採点者に伝わるような答案づくりを練習しましょう。
入試精選問題集4(5) 文系(理系)数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B
ペース:3ヶ月
入試標準レベル〜やや難レベルを集めた問題集です。理系の方の場合、同様のシリーズに、「入試精選問題集6 理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ」というものがあります。こちらはかなり難易度が高く、数学が得意な人向けです。
こちらのテキスト、何がいいかというと、タイトル通り「良問」が集められているという点です。典型問題・頻出問題もしっかり抑えられているうえ、自分で試行することが必要な問題も多く掲載されています。
これらの良問を解くことによって、解法ストックで培ってきた解法を適用し、改変し、組み合わせるという演習の目的が達成されます。骨のある問題に立ち向かう思考力を鍛えられるわけです。
なお、問題数は各150問ほどです。注意しなければならないのが、文系の方が難易度が高いということで、文系の方が理系数学を用いても構いませんし、逆も然りです。また、演習量を稼ぐために2冊とも使うというのも裏技的でアリです。
文系数学の良問プラチカ 数学1・A・2・B (河合塾シリーズ 入試精選問題集 4)
河合出版
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理系数学の良問プラチカ 数学1・A・2・B (河合塾シリーズ 入試精選問題集 5)
河合出版
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理系数学の良問プラチカ 数学3 (河合塾シリーズ 入試精選問題集 6)
河合出版
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数学○ 上級問題精講
ペース:2〜3ヶ月
最高レベルの難易度を誇る、難関大志望者のための最後の参考書です。
ここに掲載される問題がスラスラ解けるレベルになれば、東大数学でも立ち向かうことができます。
解説も高いレベルの参考書にありがちな不親切さはなく、独学しやすいものとなっています。かつ、「精講」という項目で、問題に対する考え方・アプローチを紹介しているので、単に解答を吸収する以上の効果が見込めます。
発想は特異なものが少なく、広く汎用性のあるものが採用されています。学習効果は大といえるでしょう。
なお、問題数はⅠAⅡBが116題、Ⅲが113題です。
過去問
最終的には過去問です。時間を計って解くのもいいですが、最初のうちはじっくりと考えながら解き進めるのが良いでしょう。時間を計る本番形式の演習は、本番2〜3ヶ月くらい前からでよいです。
なお、できれば(出版されている場合は)「○大の数学25ヵ年」といった25ヵ年シリーズを活用できるとよいです。
特別編 センター試験対策
短期攻略 センター 数学○ [基礎編] 改訂版
ペース:0.5〜1ヶ月
センター試験対策に特化したテキストです。
商品説明によると、
「3段階の学習でセンター試験数学I・Aの基礎力養成から本格的な対策ができる自習書。センター試験本番で5割を確実に得点するための「STAGE 1」、8割を得点するための「STAGE 2」、最終的に満点を目指すための「総合演習問題」を用意。76のテーマで構成。例題・類題は各120題、計240題収録。掲載した問題のすべてに、目標解答時間と配点を明示。」(下記リンク先より引用)
ということです。
センター形式の問題を解く前に基礎を総ざらいするためのテキストと言えるでしょう。
過去問に入る前に取り組んでおくことをオススメします。