世界史 流れ把握・暗記の参考書
このページでは、世界史、流れ把握及び暗記の参考書を紹介します。
○流れ把握・暗記って何？という方は先に世界史の学習法 目次をご覧ください。
目次
流れ把握
荒巻の新世界史の見取り図（上・中・下）
ペース：１冊0.5ヶ月×３冊
範囲
上・文明の幕開け〜13世紀モンゴル「世界の一体化」
中・13世紀〜19世紀「世界史の誕生」
下・19世紀〜現代「新しい世界史の時代」
世界史学習の最も最初に取り組むべきテキストです。
重要なポイント、教科書よりもさらに少ない内容の事項についてのみ記述されているので、学習しやすくなっています。また、歴史事項が起きた「理由」や「因果関係」に力を入れているので、読みやすいテキストです。
世界史が苦手な方でもサクサク進められるでしょう。3冊合わせても2ヶ月かからないので、是非本格的に世界史を学ぶ前に、ウォーミングアップとして取り組んでおきましょう。
なお、誤植が多いという指摘もありますが、これらは著者のブログで修正されているので、参照して下さい。
暗記 〜教科書レベル
「暗記」のステップは、志望校に合わせて行います。レベル別に表示しましたので、自分に合っていると思うものを選んで使用しましょう。基本的には、１冊を何度も何度も繰り返して読み込みます。（一問一答・用語集除く）
書きこみ教科書詳説世界史―世界史B
ペース：３〜４ヶ月
山川出版社が出している教科書「改訂版 詳説世界史」の書き込みバージョンです。
違いは、教科書の主に太字部分が穴埋めになっているという点のみです。
山川出版社の「詳説世界史」は、網羅性が非常に高く、これさえやっておけばセンター試験は心配ない！ というテキストです。ただ、読むだけでは覚えられない、という方にはこちらの書き込み教科書をオススメします。
逆に、読めば覚えられるという方、ノートを自分で作る、という方は教科書で十分でしょう。ただし、教科書は一般の書店では中々売っていないので、書き込み教科書で代用するという使い方も可能です。
ナビゲーター世界史B（１・２・３・４）
ペース：１冊１ヶ月×４
範囲
１：古代オリエント・ギリシャ・ローマ・中世ヨーロッパ
２：古代アジア・東アジア史・イスラーム世界
３：近代ヨーロッパ・市民革命・19世紀ヨーロッパ
４：帝国主義とアジアの民族運動・2つの世界大戦・戦後
教科書よりも分かりやすく、平易かつ丁寧な記述と重要度の明示が特長の参考書です。
レベルは教科書とほぼ同程度で、柔らかい文章で書かれています。勉強のしやすさを求める方は教科書よりもこちらを用いると良いでしょう。何度も何度も通して読み、知識を確実に定着させましょう。
なお、別冊付録としてポイント・チェックも付属しています。こちらも是非活用し、暗記しましょう。
よくでる一問一答世界史
ペース：３〜４ヶ月（教科書・ナビゲーターに合わせて）
一問一答系参考書のうち、もっともやさしい参考書です。
用語を暗記するだけの学習では問題を解くには不十分なので、かならず教科書またはナビゲーター世界史と併用しましょう。その上で、知識がしっかりと定着しているか確認する、という使い方が一般的です。
付属のシートで答えを隠しながら、問題を見て一瞬で解答できるまで反復練習をしましょう。
これならわかる!ナビゲーター世界史B 1 先史~中世ヨーロッパ史の徹底理解
山川出版社
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これならわかる!ナビゲーター世界史B 2 アジア史古代~18世紀の徹底理解
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ちなみに・・・暗記法について
暗記は効率よく・楽しく進めていきたいですよね。
そんなあなたに、心理学的研究に基づいた暗記法について書いたページがあります。
ぜひ、勉強の前に一読してもらえたらな、と思います。
ページは
暗記 私立大文系レベル
青木裕司 世界史B講義の実況中継(1・2・3・4)
ペース：４冊で３〜４ヶ月
先に紹介した「ナビゲーター世界史」シリーズと似た、しかし使いやすさとレベルがアップした参考書です。
教科書レベルを多少超え、細かい知識を問う難関私立大にも対応することが出来るようになっています。
他の参考書と同様、何度も繰り返して知識を確実に定着させましょう。
ちなみに、これには中々豪華な付録がついています。
「●別冊「講義プリント」（「世界史年表」収録）
青木先生が実際に講義で使用しているプリントをベースに作成したものです。講義のエッセンスがまとまっており，内容を効果的に復習できるように工夫してあります。
●年表トークCD 1枚
各巻の講義内容のアウトラインを，別冊に収録の「世界史年表」に沿って，青木先生が講義したものです。復習のよい手がかりになりますから，何度も聴いて活用してください。」（下記リンク先より引用）
というセットで、独学でありながらも臨場感ある学習をすることが出来ます。
語学春秋社
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世界史用語集
ペース：３〜４ヶ月（教科書等に合わせて）
世界史の用語を網羅した用語集です。７冊の教科書から歴史用語を抜粋し、「頻度」という形で重要度を示しながら、端的に解説を加えています。
志望校のレベルに合わせて、例えば「頻度の低い用語は覚えず、重要な赤字語句だけ覚える」という使い方、「頻度１の語句までしっかり覚えて、周りに差をつける」といった多様な使い方が可能です。
ただし、やはり語句だけの学習では限界があるので、教科書やナビゲーター・実況中継と必ず併用することをオススメします。
