世界史の学習法 目次

このページでは、世界史の学習法をおおまかに説明していきます。リンクはすべて新しいタブで開くようになっているので、参照してみてください。

段階を分けて考えよう!

世界史の学習法は、ただ歴史事項を暗記するだけではありません。入試問題に対応するには、アウトプットの練習を十分しておく必要があります。

また、暗記する、といっても初めから細かい所まで行くのは非効率的です。

まずは歴史の大まかな流れをつかみ、「記憶の核」をつくること。そうすることで効率の良い暗記がしやすくなります。

世界史の学習法ステップ3つ

先にみたとおり、世界史の学習ステップは3つに分かれます。

1.流れ把握  ・・・「記憶の核」をつくります。
2.暗記    ・・・歴史事項を暗記していきます。
3.答案作成  ・・・問題を解く力をつけます。

それぞれについてもう少し詳しくみていきましょう。

1.流れ把握
流れ把握においては、歴史が大まかに「こんな感じなのだな」ということを掴むことを目的とします。

例えば、フランス革命を考えてみましょう。

当時のフランス国民は旧体制(アンシャン・レジーム)に不満をいだいていた。1789年7月14日、バスティーユ牢獄襲撃を契機として、フランス全土に騒乱が発生し、第三身分(平民)らによる国民議会(憲法制定国民議会)が発足し、革命の進展とともに絶対王政と封建制度は崩壊した。(wikipediaより引用)・・・・・・なんてことは、まだ覚えなくてよいのです。

この段階で覚えるべきことのレベルは、「18世紀終わり頃から、フランス革命が起こった。」くらいです。これを全部の地域・時代に対して行い、今後の学習において「当時のフランス国民は・・・」ということを暗記・理解していけばよいのです。

2.暗記
ここでは、いよいよ歴史事項を個別に暗記していきます。

ここでポイントなのが、自分の志望校に合わせた暗記を行っていく、ということです。

例えばセンター試験のみなのであれば、教科書の太字+ちょっとで十分ですが、難関私立大の個別試験を受験する方はいわゆる用語集の「頻度1」レベルの細かい事項まで注目しなければなりません。

かつ、例えば大論述が課される大学であれば、歴史事項の内容・理由・展開・意義についても正確に理解していかなければなりません。

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3.答案作成
歴史事項を暗記しただけでは十分ではありません。

アウトプットの練習をしておく必要があります。ここで言うアウトプットとは、記述だけを指すわけではありません。マーク式の試験等であってもアウトプットをすることで得点力向上を見込めますし、知識も堅牢なものになります。

当然、記述問題、特に大論述が課される場合、かなりの練習が必要です。その際、自分の答案を自分で添削する必要があるので、解答のポイントが明示されたテキストを使用する必要があります。

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さあ、学習を始めよう!

いかがだったでしょうか? 世界史の学習法の全体像が明確になれば幸いです。世界史は、私の個人的な経験上、最初のうちはとてつもなくつまらなく、退屈で、無意味に思われる科目かもしれません。

しかし、世界史はやればやるほど面白くなってくる科目です。歴史事項の繋がりがわかり、理由・流れが分かるようになってくると、深さを感じるものです。

最初はぐっとこらえて、学習を始めましょう。そのための教材は既に揃っています。