数学の学習法 目次


このページでは、数学の学習法をおおまかに説明していきます。リンクはすべて新しいタブで開くようになっているので、参照してみてください。

 

Ⅰ.段階を分けて考えよう!

数学の勉強法は、①基礎体力作り②解法ストック③演習 の3段階に分けて考えましょう。

自分がどの段階から始めればいいか分からない、という方向けに簡単なレベルチェックテストを用意しました。時間はかからないので、まずは取り組んでみて下さい! レベルチェックテストはこちら

基礎体力作りとは、数学の基本的な概念の習得や計算力の向上を通して、以後のステップをスムーズにするための作業です。受験生、時間がない人は省略できます。

解法ストックは重要です。これは青チャートやFocus Goldといった「網羅系参考書」を用いることで、基礎〜標準レベルの問題の解法を自在に使いこなせるようになることを目的とします。
入試レベルでもこういった「解法の組み合わせ」で合格点レベルの答案を作成することは十分可能です。

演習は、解法ストックにおける「解法の組み合わせ」を出来るようにすることを目的とします。

Ⅱ.基礎体力づくりの目的・内容

目的

「基礎体力づくり」の目的は、その後のステップである、「解法ストック」や「演習」をスムーズにすることにあります。すなわち、例えば解法ストックの学習をしているときに基礎的な計算の方法や基礎的な数学の概念について分からない、ということを無くすためです。

いちいち基礎に立ち返っているのは非効率的ですし、なによりやる気が起きなくなってしまい、継続的な学習が出来なくなってしまいます。

内容

「基礎体力づくり」では、主に高1前半までの内容(数と式・2次関数くらいまで)に関する概念の習得及び計算技能(展開・因数分解・指数法則など・・・)を扱います。

期間は長くても半年まで、数学が得意な人であれば飛ばしても良いです。
基礎体力づくりにおいては、数学アレルギーを克服する必要があります。今までずっと数学が苦手であったという人は、毎日継続して学習に取り組むことで、徐々に慣れていきましょう。

独習社.infoでは、レベルを分けて表示していますので、自分に合った参考書をチョイスすることができます。

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Ⅲ解法ストックの目的・内容

まず、最初に断っておきたいのですが、数学の学習法は様々です。特に、「解法ストック」は私が教わり、用いた一手法に過ぎません。思うに、このステップを経由する学習法は特に「数学があまり得意でない人」のための方法と言えると思います。逆に数学のセンスがある人や得意な人にとっては単調かつ冗長なステップに感じられるかもしれません。

目的

「解法ストック」の目的は、チャート等の「網羅系参考書」に掲載されている典型問題の解法を十分に習得し、

(1)基礎・標準レベルの問題についてはこれを直に適用し解答を作成できるようにする、(2)発展レベルの問題については習得した解法を「発展させ、組み合わせる」ことによって解答にたどり着くための地力をつけることです。

いわゆる「暗記数学」です。「解法ストック」の目的として暗記する範囲は志望校によっても異なりますが、参考書の例題を網羅すれば間違いなく十分といえます。

内容

「解法ストック」の内容は、チャート等の網羅系参考書を用いて、その「例題」を解きます。その過程において例題の解き方・考え方・ポイントを身につけます。そうして、例題を自分で解けるようにします。(もちろん、例題の数字を変えられても解けなければなりません。)

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Ⅳ演習の目的・内容

目的

演習を行う目的は、何よりも本番での「得点力の向上」にあります。今までに暗記してきた解法を自在に扱えるようになり、かつ優れた答案を書けるようになったり、発想力を鍛えたりすることで、合格点に近づくものです。

もしくはセンター試験であれば、問題のパターンを習得し、時間短縮や精確な計算を行う能力を高め、良い点数を取れるようにします。

内容

演習の内容は、過去問や実戦問題集・またはチャートなどに付属している演習問題を多く解きながら、ストックしてきた解法を組み合わせたり発展させる能力を養うものです。

また、難関大学では「着眼点」が見えにくい問題が数多く出題されます。そのような問題に対していかに対応するか、の実戦力を養います。

この際、必ず過去問に取り組むようにしましょう。いわゆる赤本・青本だけでなく、「25ヵ年」シリーズも活用しておきたいところです。

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さあ、今日から学習を始めよう!

ここまでお読みいただきありがとうございます! 数学の学習の全体像が多少なりとも明確になれば幸いです。
もし不明点があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
志望校へのスタートダッシュをいますぐに切りましょう!